何も無い全ての始まり

余りにも淡いその空に 僕が手を伸ばしたのなら
何がこの手に届くのだろう
移ろい変り逝く其処は 何一つに捕らわれることなく
青は赤へ
赤は闇へ
灰色に
焼けるようなオレンジの混ざった紫に
規則などなにもなく
それはまさに自由に映る